久々に石のはんこを彫りました
この人の影響です
篆刻ではありません
絵はんこです
堅苦しくない気楽なはんこです
そういう意味では消しゴムはんこにかなり近いと思います
消しゴムはカッターですーっと彫れますが石はそうはいきません
鉄筆でカリカリ彫り彫り、カリカリ彫り彫り
りばっかりです
めちゃめちゃ地道な作業です
デジカメ買おうと思ってたんですが
古いニコンのCOOLPIX500が使えたので写真を撮りながら作業しました
準備するものは
1、石(パリン石という種類、センデン石も彫りやすい)
2、鉄筆(石を彫る専用の印刀)
3、サンドペーパー(700番くらい)
4、黄色の油性マジック(何に使うかは後のお楽しみ)

石や鉄筆は書道具のお店や大き目の文具屋さんで売っています
石は数十円から鉄筆も数百円から千円程度の値段です
売るときは数千円になります
ボロい商売です
でも、カリカリ彫り彫りは手間がかかります
ほとんどカリカリ彫り彫り代です
手順1
まずは、サンドペーパーで彫る面を整えます

手順2
彫りたい図柄を用意します
手書きでもPCで作ってもOKです
ちなみにこの図柄はイラストレーターでサクっと作りました
手書きやインクジェット出力の場合はコピー
(これ重要!)をとります
で、図柄を切って印面にぴったりと合うようにテープで止めます

手順3
ここで油性マジックの登場です
図柄の上から軽く塗ります(塗りすぎ注意!にじみます)
ちなみに写真の状態は塗りすぎです
この後、やり直しました
塗った後はずれないようにコピー用紙などの上で円を描くように
こすります

手順4
図柄の紙をはずすとあ〜ら不思議、見事に転写されています
トナーがインクに溶け出して転写できるのです

この方法を使うと逆文字が書けなくても大丈夫です
手順5
あとは鉄筆の角を使って地道にカリカリ彫り彫り、彫るだけです
彫り彫り中、途中経過

ひとまず彫り終わり

ためし押し、その1

なんだか『はんご屋』に見えるので修正ペンで消してみる
枠や文字の細かいところを修正して
ためし押し、その2

やっぱり点は取りました
さらに枠に欠けを作って味を出してみました
完成!!


消しゴムはんこと違うところは出来上がりと下絵のギャップでしょうか?
なんともいえない独特の味がでます
今、気づいたのですがはんこの真ん中にチョボが付いていますが
これは上を表すシルシなので本当は左にあるはずのものです
完全に間違いです
・・・と突っ込まれる前に白状しておく
ともかく久しぶりに楽しい時間でした
石はんこの教室したら、人集まるかな?
ほう〜っと思った人はクリックよろしく!

